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2008年01月14日
プロローグ:“It's up to you" 自分次第だ

ニューヨークには、アメリカン・ドリームを求めて世界中から人が集まってくる。私も夢を実現するため、ニューヨークにやってきた。ニューヨークが大好きだ。そしてニューヨーカーが大好きな歌といえば、フランク・シナトラの「New York, New York」だろう。ヤンキースが勝った時に歌い、年末のカウントダウンで大合唱する。

ニューヨーカーは何故この曲が好きなのか?メロディーラインがいいからか?さびで「ニューヨーク〜」と叫んでいるからか?

そうではない。この曲には、 ニューヨークに渡ってきた者が共通して抱く思いがあるからではないか。「今日私は旅立つ。決して眠らない街で朝起きてみたいんだ。私の真新しい人生がはじまる」。

私はこの歌を聴くたびに、夢を求めて来た頃の決意を思い出す。

さびの部分は「この街で成功すれば、世界中どこでも成功できる。それは自分次第だ」。なんと勇気づけられるフレーズなのだろう。

この街で生きていくのは本当に大変だ。でも、この街で生き残ることができれば、どこへ行っても成功できる。日本だけにとどまらず、やはり世界の中心地 ニューヨークで活躍してみたいと思う。しかしそれは"It's up to you" 自分次第なのだ。他人に頼ることなく、自分自身の足でしっかりと生きていかなくてはいけない。

ニューヨークのパワーに触れることでパワーを受け取る。何事も情熱を持って前向きに自分を信じてチャレンジする。それがここで生き残っていく条件だ。

夢を抱いてニューヨークに来たものの、さえない日々を送っている方々は是非この「ニューヨーク〜」を聞いて初心を思い出してみて欲しい。この「ニューヨーク」を「東京」に置き換えてもいいと思う。夢を持って東京に上京したときを思い出せるのではないか。つまるところ、住む場所など関係ない。すべては自分次第なのだ。

 この書では、ニューヨークで活躍している人から、 ニューヨークで生き残る条件を紹介していく。それは普遍的な生きる力のノウハウであると確信するからである。ニューヨークに住む人は、夢があって、前向きで、行動力があって、でも、人の痛みもわかる。

バイタリティーと繊細さが備わっている。夢を実現するためのノウハウは、例え、日本に住んでいる読者でも変わらないことだと思う。生き馬の目を抜く、世界一競争が激しく、世界各国から、我も我もと一番になりたいと押しかけてくる。そのニューヨークで活躍する人々を通して。