2007年10月04日 | |
[キャリア&マネー研究所上野やすみの“夢を叶えるためのマネープラン”] 第37回◆「プロの仕事」していますか? | |
先日、あるセミナーに参加したときのことです。前日に主催者から会場までの道案内が書かれたメールが届きました。 地図を見ればわかるから大丈夫なのに…、と思いながらメールを読んでみると、「会場の入り口がわかりにくいので」と駅の改札を出てから会場入り口のエレベーターの乗り場までの道のりが、こと細かに書かれていました。「改札を出たら左に曲がり、○○の看板を右に曲がって階段を上り…」と、目印になるものがいろいろと書いてあり、なんて親切なんだろうと心が温かくなりました。 初めての道を歩くときは、「こっちの方向でいいのかしら?」と歩きながら不安になったりするものです。そんな気持ちをわかってくれているなぁと思いました。 そして、当日実際にその案内を見ながら歩いてみて、さらにビックリ。道はかなり複雑だったのですが、小さな目印もモレなく書かれていたので、迷うことなく安心して会場にたどり着くことができました。 このような細かな目印まで書いてくれるというのは、「初めてこの道を歩く人がどんなところで迷うか、どんな気持ちになるか」ということを一生懸命考えながら作ったのだなとわかります。 相手の目線になって考える。これぞプロの仕事だ!と思いました。 そして、このような社員を育てた会社も素晴らしい。1人の社員の行動が、会社全体の価値を高めることにもつながっていくんですね。 私自身はそのような心で仕事ができているだろうか。改めてわが身を振り返るきっかけをいただきました。 相手の立場、目線になって考え、行動する。もしかしたら相手の人は気づいてくれないかもしれないけれど、それでも手を抜かずにやり続ける。 そのようなマインドが自分自身の大きな財産になり、これからのキャリア形成において大きな武器となることでしょう。 今の仕事にやりがいを感じていない人もいるかもしれません。でも、どんな仕事であれ、心を注いでベストを尽くすことで、次への扉が開かれていきます。 「相手の立場になって考えること」、改めて取り組んでみませんか? -------------------------- |
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