最強プロモーション・心理コントロールの仕掛け人・プロデュース・ブランディング・集客コンサルティング
2007年09月06日
[キャリア&マネー研究所上野やすみの“夢を叶えるためのマネープラン”] 第33回◆複利運用でお金を働かせよう

収入を増やしたいなぁと思っても、お給料はすぐにアップするとは限らないですね。自分が働いて得る収入だけでなく、「お金に働いてもらう」ことも考えてみましょう。

そのために知っておきたいのが「複利」のパワー。利息のつき方には「単利」と「複利」の2種類がありますが、「単利」とは、最初に預けたお金に毎回一定率の利息がついていくもの。年利1%の預金に100万円を預けた場合、毎年1万円の利息がつき、10年間預ければ10万円の利息が受け取れることになります(税金は考慮せず)。

これに対して複利とは、利息がついたら、それをまた元本に入れて、次の年はその合計額に利息がつきます。つまり、利息にも利息がついていくんですね。年利1%で1年複利の預金に100万円を預けた場合、1年目の利息は1万円ですが、2年目はその利息と元本の合計101万円に対して利息がつき、1万100円の利息となります。10年間預けると10万4622円の利息が受け取れることになります。

このように預入額、利率、期間が同じでも、単利か複利かによってお金の増え方が違うんですね。

そして、複利は「時間を味方につけること」で、さらにお金の増え方が大きくなります。

例えば、毎月3万円ずつ20年間積み立てた場合、自分で払うお金は720万円(3万円×12ヶ月×20年=720万円)です。これを年利1%で複利運用(1年複利)すると20年後の利息合計は60万7983円となります。

でも、今はお金がないからもっと収入が増えてから積立を始めようと、10年後から毎月6万円ずつ10年間積み立てた場合、自分で払うお金は先ほどと同じ720万円ですが、受け取る利息は49万7129円となります。つまり、毎月3万円ずつ20年間積み立てたときよりも、利息が11万854円少なくなってしまうのです。

たとえ毎月の積立額が少なくても、「長く続けていくこと」が有利にお金を増やすポイントなんですね。

まだ、積立をしていないという人は、少額でもいいのですぐに始めてみませんか。

--------------------------
キャリア&マネー研究所
http://www.c-money.jp/
--------------------------