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2006年12月13日
[キャリア&マネー研究所上野やすみの“夢を叶えるためのマネープラン”] 第2回◆語学留学の夢を叶えた2人の女性

昨年の夏、語学留学の夢を叶えた2人の女性にインタビューをしました。ひとりは26歳の看護師さん、もう一人は37歳のダンサー。2人とも夢を見つけたきっかけや、叶えるまでの道筋は異なるものの、大きな一歩を踏み出す原動力の1つとなったのが「貯蓄」でした。

26歳の看護師M子さんは、旅行で訪れたハワイに魅せられ、もっとハワイのことを知りたいと、21歳のときに語学留学を決意。3〜4年以内に実現することを目標にお金を貯め始めました。

「初めは漠然とした夢でしたが、授業料や家賃、生活費などを調べて1年間の生活費と予備費として350万円を目標とすればいいとわかったときに、これなら叶えられる!と夢が現実化してきました。目標額から毎月いくら貯めようと逆算し、月給23万円のうち12〜13万円を貯蓄。最終的には約4年間で400万円を貯めて、1年間の留学を実現しました。」(M子さん)

37歳のダンサーK子さんは、様々なイベントなどでダンスを披露していましたが、その仲間には外国人も多く、自分の言葉でもっとコミュニケーションがとりたいと思っていました。働き始めて15年が経ち、この辺で一区切りしたいと思ったときに、お金も貯まったことだし本格的に勉強してみようかと留学を決意したそうです。

「私の場合、留学は突発的に決めたんです。エネルギーは瞬間的に出るもの。留学を決めてからお金を貯めるには相当なエネルギーが必要。留学への気持ちが高まってから2年、3年と貯め続けるというのは、私だったらきっと途中で挫折してしまったと思います。手元に貯金があったからこそ、大胆な行動をとることができたのです」(K子さん)

新しいことにチャレンジするとき、お金があることが大きな安心となり、一歩踏み出す勇気をくれます。今、夢や目標がある人は、M子さんのように必要なお金と毎月の貯蓄目標を具体的に計算してみてください。より現実味のある目標に変わっていくと思います。

やりたいことがまだ見つかっていないという人は、まずはお金を貯め始めましょう。そうすることで、見つかったときにすぐに行動へ移すことができ、貯蓄があることで人生の選択肢も広がっていきますよ。


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キャリア&マネー研究所
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