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2007年08月23日
[キャリア&マネー研究所上野やすみの“夢を叶えるためのマネープラン”] 第31回◆「貯める」と「使う」のバランスは?

「10年後に自分のお店を持ちたい!」というK子さんは、現在25歳の派遣社員。和食が大好きで、10年後には自分のお店を持ちたいと思っています。でも、食べることも勉強のうちと思い、食費や交際費は惜しまず使っていますが、収入が月によって変動するので赤字になることも。なかなかお金を貯められずに悩んでいます。

K子さんのように、自分の好きなこと、得意なことを活かして仕事をしたいという人も多いでしょう。そのためにはお金を貯めておくことも大事だけれど、“キャリアを磨くこと”も同じように大切です。そのバランスをどうとるか・・・。

両方同時にできればベストですが、今はそんなにお金に余裕がないという人は、「これから数年間は経験を増やすために自己投資に徹してみる、その後は貯めることを優先する」というように、それぞれに集中する期間を決めてみるのも1つの方法です。期間は年数でもいいし、○○歳までと年齢で区切ってみるのもいいでしょう。

K子さんの場合、目標は10年後ですから、じっとしていないで夢につながるための行動を考えてみるといいですね。

正社員に転職して、収入アップを目指したり、営業や企画などの仕事を経験していくのもいいでしょう。また、独立・起業を目指す場合、経営感覚を磨くことが欠かせません。起業家を養成する講座に通ったり、自分の家計を会社に見立てて経費管理してみることも役に立つと思います。

まずは、1ヶ月の収入が何に使われているのかチェックして、夢につながるものにお金が使えるように改善していきましょう。K子さんは、将来の開業のために、食費にお金をかけていますが、少ない予算でおいしい料理を作る方法を考えることも将来のお店経営に役立ちます。外食ばかりじゃなくて家に友達をよんでホームパーティなどお金のかからない方法を考えてみるといいですね。

そして、お金を使うときにはただの「消費」で終わらせないように、お金を使うことで何を得たいのか、何を学びたいのかという目的を決めておき、使った後で何を感じたか、何を学んだかを考えてみることが大切です。


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キャリア&マネー研究所
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