夢に向かって進んでいるときに、途中で別のことに興味が向いたりすることもあります。そのときには一旦その興味の方向に行ってみることも大切です。「私は飽きっぽいのかな」と心配になってその興味を打ち消してしまうと、可能性も一緒につぶしてしまうことにもなりかねません。それよりも、興味の方向に行ってみてから、今まで進んできたことに対する気持ちと比べてみるようにしてみましょう。

ウエディングプランナーのＫ子さんは、もともとはフラワーコーディネーターの勉強をしていたものの、あるときウエディングプランナーという仕事に知り、興味がわいてきたそう。そこで、実際にその仕事をしている人に話を聞いたり、仕事の現場を見せてもらったりと行動を起こしました。

「人生の新たなスタートをお祝いする場を一緒に作れる、というのが心に強く響きました。
お花のことも好き。でもそれ以上に人生の門出に立ち会えることの喜びの方が大きかった。未経験で、これから勉強しなければならないことはたくさんあるし、簡単になれるわけでないと思いましたが、それでもやりたい！と思ったので、ウエディングプランナーの仕事を選びました。」（Ｋ子さん）

新しいことのほうが興味や情熱が強くなるのは当たり前。だから、今までのものをすぐに捨てるということではなく、ちょっと寄り道をしてみる、という気持ちでいいと思います。少し冷静になってからそれぞれのメリット、デメリットを考えて、たとえリスクがあったとしてもこれをやりたいのか、と自分に問いかけてみます。

その結果、新しいことを進めたほうがよいと思えば夢を書きかえて新たなステップへ進めばいいし、やっぱり今まで進んできた道のほうが合っていると思ったらそちらに戻ればいいのです。

興味を打ち消してもなんとなく心に残るもの。両方体験してみることで、自分の方向性に確信がより強まり、自信を持って歩んでいけると思います。

自分の成長とともに価値観や夢も成長していくので、変わることを恐れずに、自分の気持ちに正直になって夢や目標、プロセスを軌道修正していくようにしましょう。

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キャリア＆マネー研究所
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