2007年05月01日 | |
[キャリア&マネー研究所上野やすみの“夢を叶えるためのマネープラン”] 第16回◆年代別シングル女性のマネー事情(1) | |
お金も時間も自由に使えるシングル女性。でも自由だからこそ、自分なりの基準をもって選択していかなければならない厳しさもあります。 ひとくちに「シングル」といっても、20代の人もいれば、30代、40代の人もいて、それぞれ直面している問題も、これから貯めるお金、使うお金の内容も異なります。今回は第1弾として、年代別のお悩みの特徴についてお話しましょう。 20代前半は就職したばかりで、洋服も欲しいし、旅行も行きたい!と、お金を使いたい時期。「あるだけ使ってしまう」という人も多いですが、その一方で財形貯蓄や自動積立貯蓄をこつこつ始めている人もいます。 20代後半は、仕事にも慣れて転職願望が出てきたり、結婚を考え始めたり、人生の岐路に対する悩みも出てくる頃。貯蓄にも差がつき始め、財形貯蓄などでコツコツ貯めていた人は300万円〜500万円くらい貯まっていたりしますが、貯蓄が100万円前後で30歳目前になって貯蓄が無い!とあせる人も多くいます。 30代になると、責任ある仕事へキャリアアップしたり、起業をする人がいる一方、仕事に時間をとられるよりは、収入はそこそこでもプライベートの時間を大切にしたい、と自分なりのライフスタイルを摸索し始める頃。夢の実現にまい進する人もいれば、新しいことへチャレンジする勇気が持てなかったり、将来像が描けずに悶々とする日々を送る人も多い年代です。 お金の面では、貯蓄がある人は、より上手に「増やす」方法を考えたり、マンション購入や留学など自分のために「使う」という行動にでる人も多いです。一方、貯蓄が無い人は、お金の使い方、貯め方を真剣に考え始めるとき。でも、「やろうと思っているけどなかなかできない」と長年しみついた習慣を変えるのに苦労していたりします。 40代は、バブル経済の頃に20代のOL時代を華やかに過ごしたこともあり、節約するよりは「欲しいものは買う。その代わり頑張って稼ぐ」という人が多い年代です。人生経験も手伝って「なんとかなる!」と仕事もプライベートも自分なりのスタイルで楽しんでいるように感じます。 でも今は働けるからいいけれど、親が病気や介護状態になったり、自分が病気で働けなくなったときのことが心配になり始める年代です。 次回は、年代別の対策方法についてお話します!
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