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2007年04月17日
[キャリア&マネー研究所上野やすみの“夢を叶えるためのマネープラン”] 第14回◆日経平均株価ってなに?

ニュースなどで「今日の日経平均株価は、○○円です」と言われていることがありますが、「なんとなく聞いたことがあるけど、どんな意味があるのかわからない」という人も多いのではないでしょうか?

「日経平均株価」は株式市場の動きを知る指標の1つ。株価は国の経済状況を映す鏡で、株価が上がると景気がよくなる、株価が下がると景気が悪くなる、と一般的に言われています。

株に投資する人は「この企業はこれから業績が上がりそうだから、株を買っておこう」と、この先どうなるかを予想して株を売買します。そのため、株価は「約半年先の状況を先取りしている」と言われています。株価の動きを追っていくことで、半年先の日本経済がどうなっていくのかが見えてくるんですね。

「日経平均株価」は、東京証券取引所の第一部に上場している銘柄のうち225銘柄を選び、平均の株価を計算したものです。銘柄は、流動性や、業種のバランスを考慮して選択されており、1970年以降、毎年数銘柄の入れ替えをしています。1949年のスタート当初は300円前後であった日経平均株価も、日本経済の成長とともに上昇。バブル絶頂期には38,915円の史上最高値をつけたのをピークに、2003年4月28日には7,603円まで下落。現在は(2007年4月12日終値)は、17,540円まで回復してきています。

でも、「私の持っている株は、1株700円なのに、平均は17,540円もするの?」と不思議に思うかもしれませんね。これは、銘柄入れ替えや株式分割など市況変動以外の要因を除くように修正をしているからなんです。例えば、1株1000円の銘柄が株式分割をして1株を2株に分けることになった場合、株数が2倍になるかわりに、株価は半分の500円になります。1株の株価が下がってしまいますが、株価×株数としては同じなので、この場合は元の1000円と同じ価値が継続している、というように調整をするのです。このように過去からの連続性を保つようにしているので、現在の株価を単純に平均したものとは異なる数値となっています。

ただ、株価を平均したものをベースにしているため、ソニーやトヨタ自動車など1株の株価が高い銘柄の動きに左右されやすい傾向があります。

株価の動きを知ることは投資だけでなく、キャリア磨きにも役立ちます。毎日はチェックできないという人は、週に1回でもいいので株価を続けて見ていくと、世の中の大きな流れがわかるようになりますよ。


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キャリア&マネー研究所
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