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2007年04月10日
[キャリア&マネー研究所上野やすみの“夢を叶えるためのマネープラン”] 第13回◆転職したい人のマネー戦略

最近、「転職しました」という便りをもらうことが多くなってきました。景気が回復してきたことや、団塊世代の大量退職などにともない、今、転職市場は14年ぶりの活況となっています。20代後半〜30代前半の若手人材を確保したいという企業も多いので、就職氷河期で希望の職に就けなかった人も、リベンジのチャンスです。

転職時には、どこの会社にするか、面接をどう乗り切るかということで頭がいっぱいになるものですが、安心して転職活動をするためにもマネー戦略を合わせて考えておくことが大切です。

1.転職期間中の生活費は準備できていますか?
自分の都合で退職する人は、失業保険はすぐにもらえません。退職後にハローワークで手続きをしてから約4ヵ月後になるので、その間の生活費は自分で用意しておく必要があります。貯蓄が十分でないと、生活のためにどこでもいいから早く再就職しなくては!ということにもなりかねないので要注意。在職中から転職活動をして、空白期間なしに再就職できればお金の心配をしなくてすむので、計画的に準備を進めることが大切です。

退職後に転職活動をするなら4ヶ月〜半年分くらいの生活費は用意していきたいところ。転職活動中は交通費や被服費などが多めにかかったり、退職後も社会保険料や住民税を払うことになるので、生活費全体の使い方も見直しておきましょう。

2.退職金や企業年金制度も確認を
転職では年収のことだけでなく、退職金や企業年金についても確認しておくことが大切です。最近は、退職金制度がない会社や、退職金を自分で運用していく確定拠出年金を導入している会社も増えています。自分で将来のための貯蓄・投資をしていく必要が増しているので、「年収が増えた」と喜んで使いすぎないように計画的に使いましょう。

3.住宅購入時期の検討を
転職してから2〜3年は住宅ローンを借りにくいので、転職時期と住宅購入時期を合わせて検討しておきましょう。

団塊世代の退職は、今後の組織や給料体系にも影響を与える可能性があります。今までと同じ環境のままで働けるとは限らないので、転職する、しないにかかわらず、一度立ち止まって自分自身のキャリアプラン、ライフプラン、マネープランを考えて見ましょう。


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キャリア&マネー研究所
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