最強プロモーション・心理コントロールの仕掛け人・プロデュース・ブランディング・集客コンサルティング
2007年03月27日
[キャリア&マネー研究所上野やすみの“夢を叶えるためのマネープラン”] 第11回◆資格を取ってキャリアアップ

春は新しいことを始めたくなる季節。キャリアアップのためや、新しい自分を発見するために資格を取ろうかと考えている人も多いのではないでしょうか。

資格を取るメリットは、目標に向かって努力をするところ。自分なりに勉強しようとしても、どこまでという到達点がないと勉強に身が入らなかったり、わかったつもりで実はまだ理解が浅かったということもあります。合格を目指して勉強し、見事その資格を取得したときには「やればできる」という自信につながるし、他人から見ても「一定のレベルまでは勉強したのだな」という証明になります。

資格を取る場合には2つの方向性があります。1つは、今までの実績を形に残すため。例えば、「経費処理をしたことがあります」といってもどの程度できるか他人にはわかりませんが、「簿記2級」を取っておくと実務経験と資格が一致して1つの武器になります。

私は流通会社を辞めて派遣会社に登録をしたとき、それまで携わっていた仕事のためにとった「損害保険普通資格」を履歴書に書いておきました。でも、これが功を奏して「この資格を持っている人を探していました」と、すぐに外資系損害保険会社の仕事を紹介してもらうことができました。損害保険の業務をしたことがある人なら誰でも持っている資格ではあるものの、世間一般から見たら「損保の知識がある人」と評価してもらえたわけです。

もう1つは、新しい分野へ挑戦するため。異業種に転職したいという人は、何も知識がないまま飛び込むよりも基礎知識を習得していることで1つのアピールになるでしょう。ただ、取ったばかりの資格はそれだけでは評価されにくいものです。「転職に有利だから」という視点で資格を選ぶと失敗のもと。「この仕事がしたいからこの資格をとる」と考えた人は、採用面接でも「こういう仕事がしたい」と明確に言えるので、アピール力が増すし、採用された後もその仕事にやりがいを感じることができるでしょう。異業種であってもそれまでの実務経験でどのような実績を残したかを堂々と言えるように、今の仕事にベストを尽くすことを大切にしましょう。

資格をとって独立したいという人も多いですね。この場合は、資格を取ること以上に重要なことがあります。次回は、資格を活かして独立する方法についてお話します。


--------------------------
キャリア&マネー研究所
http://www.c-money.jp/
--------------------------