「そろそろ投資をしてみたい」という人が増えてきました。お金がたくさんないと投資できないのでは？と心配する人も多いですが、１万円から投資できる「投資信託」というのもあるんですよ。

投資信託は多くの人から集めたお金を１つにまとめ、運用のプロがあなたに代わって投資先を選んでくれるものです。１人１人のお金は小さくても、たくさん集まると大きなお金になるので、それで様々な株や債券を買うことができます。自分が投資したお金よりも減ってしまうリスクがありますが、１つの株が値下がりしても、値上がりした株があればマイナスは小さくなるので、たくさんの株や債券に分散することはリスクを減らすのに効果的な運用方法なのです。

例えば、こんなイメージ。みんなでお金を出し合って「ぶどう畑」のオーナーになり、専門家においしいぶどうやワインを作ってもらいます。おいしい実がなれば、その実をみんなで分け合ったり、ワインにして熟成させていきます。でも、冷夏や台風で実がならないときもあるし、ワインの保存状態が悪ければ、おいしくできたワインもまずくなってしまいます。どんな土地なのか、ぶどうの種類は何か、天候はどうか、などを考えて投資先を選ぶことが大切ですね。

現在販売されている投資信託は2000本以上もありますが、大きく次のように分けることができます。
(1)どこの国？−日本、アメリカ、アジア、全世界など
(2)何に投資？−株式、債券、株式と債券の両方、不動産など
(3)どのように運用？−日経平均株価などの指標と連動するタイプ（インデックス型）と、運用のプロが銘柄を選別していくタイプ（アクティブ型）

これらの情報は投資信託のカタログである「目論見書」に書かれています。また、手数料などのコストにも注目。プロに運用をお任せするため、保有している間に信託報酬という手数料を支払います。購入時や解約時にも手数料がかかる場合があるので、購入前によく確認しましょう。

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キャリア＆マネー研究所
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